とあるITベンチャーの起業家は週110時間は働いた

先日、ITベンチャーはとにかくよく働くべし、という記事を読みました。
とあるITベンチャーの起業家は週110時間は働いた方がいいそうです。

ちなみに普通は週40時間。
ここまで働けば報われるのだとか。

ふむふむと思っていると、全く別の事例を日本昔話で見ることができました。

タイトルは忘れましたが、真面目に働いていた老夫婦が、神の化身と思われる子供に誘われて小判の詰まったツボを見つけるというお話。

この老夫婦は、イラストの力にもよりますが推定70歳。仕事である農業と芝刈りの終わりは夜中に及ぶようでした。

当時の日本には休日の概念が無かったそうですから、総労働時間はIT起業家を超えていたはず。

ところが彼らはベンチャー起業家の想いとは裏腹に、報われる事なく、貧しい生活を強いられ、最終的には神頼みの奇跡待ちという状態。

小判の詰まったツボを持ち帰り、

「真面目に働いたきたからじゃの」

と満面の笑みで我が物にし、最後のシーンでは豪邸を建てていましたが、子供が神の化身でツボをプレゼントしてくれたかどうかは証明できていないので、誰かのツボだったかも。

これはネコババというやつでは…

どうも真面目に働いて成功する仕事と、そうでない仕事があるようです。

時間と労働を使えば成功する仕事は成功するしやすく、成熟した市場は時間や労働では報われないと感じました。

つまりITベンチャーは新規性が高いので、プロモーションして認知拡大し、ユーザー獲得するためには時間と足で何とか出来そうだということです。

一方、老夫婦が生業としていた農業や芝刈りは当時すでに成熟した市場であり、ライバルも多くデフレ状態にあったと思われるのです。

それでも奇跡待ちで報われればいいのですが、お地蔵さんに傘を被せるほどの信仰が無い現代では、そうしたソリューションは期待出来ません。

仕事によっては、正直者はバカを見る状態にあるのかも。

これからの世の中、誰が成熟した市場を支えるんですかね。

やはり老夫婦が報われるように社会が取り組まなければならないのですが、こうした発想自体が新規性のあるものかもしれないので、格差を広げる構造は進む一方なのかも。

年取ったら新しい事を始めるのが一番ですね。