シンデレラ

※長文です。とりあえず「いいね」を押しといて、後は時間のあるときにどうぞ!

昨日ディズニー映画「シンデレラ」を子供がみていたので、僕もちょっとだけ見ました。

この映画の優れているところは、ドラマを展開する人がリアルな描写になっており、物語に直接関与しないサブキャラはアニメチックな動きになっている事です。

大人は、シンデレラの父(少ししか出ない)と継母とシンデレラと王子に惹きつけられるように作られていて、子供はネズミとか意地悪な姉とか王の家来とかに惹きつけられるように、人物のコントラストが立っています。意外にもみた事のない人が多いと思いますので、これは一見の価値あり。

ところで、シンデレラの物語ですが、どーにも抜けている部分があります。

シンデレラの父が意地悪な継母となぜ結婚したのか、です。
前妻は、才色兼備で優しい母親だったようです。病気で死んだんだっけな。

妻亡き後、父が選んだのは正反対の女性でした。これは謎。
考えられるのは、

・意地悪な継母はその才能を活かして、優しい女性を演じてだました
・優しい女性に物足りなさを感じていた父が、刺激的な女性を求めた

というパターン。つまり、女性側の戦略なのか男性側の戦略なのかです。

映画を見ていくと、その謎を紐解くカギが見えます。
王子です。

王子は、たった一度だけ踊った女性と結婚を決めます。
普通王家の結婚には、その女性の容姿はもちろん学歴や家系を調べ、いくにちにも渡る調査の末、結婚に至るはず。

なぜなら国民にとっても大事であり、王子と妻の間には未来の王が生まれるはずで、才能ある夫婦ならば王も才覚ありと安心できるからです。

しかし、王子はたった一晩のダンスで決めてしまう。
しかもその女性は、時間が来ると何も言わずに駆け足で去っていく…追いかける王子…

これが他国の罠だとしたら、その国は滅びます。あまりにも軽率な行動と思わざるを得ません。

この出来事をどう解釈したらいいのか考えてみますと、当時は外見で決めて良しの文化だったのでは?という事です。

中身は無視して外見だけで男性が女性を選ぶ時代だったのでは。
女性にとっては不愉快極まりなく、そのようにしてパートナーを選ぶ男性にもロクな人生は無さそうです。

が、時の権力者であれば、強引に女性を選ぶ事例は歴史上多く見られます。

もしかしたらシンデレラはファーストレーディではなく第二夫人だった可能性も・・・

シンデレラを調べてみて驚きました。
「灰かぶり(シンデレラの意味)」とも呼ばれるこの物語は、紀元前1世紀のギリシャに起源があるそうです。歴史的にかなり古い!

西洋のイメージがありますが、世界中にみられるそうで、中国には楊貴妃(719 – 756年)をモデルにしたと言われる「掃灰娘」という物語があるとか。

紀元前1世紀といえば、美女で有名なクレオパトラや「ブルータスお前もか!」で有名なシーザーの時代。日本は弥生時代で、中国では司馬遷により史記が完成した時代です。

また、紀元前7から4年のナザレというところでイエスも誕生しています。

恐ろしく古くから似たような話が世界中に伝えられている事に神秘を感じます。ただ単純に男性が女性を強引に選んだという訳ではなく、どこかもっと深い教訓を感じます。

ともあれ、このような物語を現代に復活させ、「シンデレラ」というアイコンを作り上げたディズニーはやっぱりすごいっすねぇ。