ヤギ

今日は、次女の保育園のお遊戯会でした。
ガラガラドンというヤギの絵本があるのですが、それのオペレッタを披露してくれました。

オペレッタとはイタリア語で小さなオペラという意味だそうで、子供のオペラと解釈して差し支えなさそうです。響きもかわいいし。

さて、ガラガラドンの話ですが、皆さんはご存じでしょうか。

簡単に概要を話すとですね、ガラガラドンというヤギの3兄弟がいるんですね。

小さなガラガラドンと中くらいのガラガラドンと大きなガラガラドンです。

で、彼らは山に向かっているのですが、その山には鬼のようなモンスターが住んでいて、ヤギを狙っています。

小さなガラガラドンが、山中にある橋を渡っていると、鬼が出てきて食べようとします。

ところが、ヤギは言うのです。
「自分よりデカイのがこの後くるから、そっちを食った方がお得ですよ」
と。

次に通りかかる中くらいのガラガラドンも同じ事を言う。

鬼は期待して大きなガラガラドンを狙うのですが、大きなガラガラドンは強いので返り討ちにあって八つ裂きにされてしまうという話です。

この話、なぜかとても恐ろしいと感じていました。今日、次女がガラガラドンのオペレッタをやると聞いて、子供にウケがいい事を知りました。

なぜ、僕は怖いのに子供はウケるのか。

皆さんは実物のヤギを見たことがあるでしょうか。僕は彼らの目が怖いです。

「お前をいつも見ているぞ」と言わんばかりの目です。

新約聖書ではヤギは悪魔扱いされていて、バフェットというルシファーに仕える上級悪魔だったりします。

ギリシャ神話では、パンという神のモチーフでこちらは豊作を願ういいヤツです。

パンズラビリンスという映画はオススメ。ナルニア国物語の一作目にもキーパーソンとしてパンっぽいヤツが出てきます。こちらは神じゃないけど。

ヤギは古来より神秘に扱われているんですね。

オオカミと7匹の子ヤギでは、か弱い存在として描かれますが、オオカミの腹を裂いて石を入れて縫うという残虐描写は…あれ?赤ずきんだっけかな。

ガラガラドンでは、小さなヤギに余裕を感じます。そもそも別々に山に向かう事が変です。

ヤギは山羊と書くので、山と縁があるのはわかります。しかし、別々に行くところには、計画性を感じます。

小さなヤギは、内心クスクス笑いながら、仲間を売るフリをしていたように感じるのです。

この感じ、悪魔のようでも神のようでもあります。この計画は小さなヤギが考えたに違いありません。

しかし、なぜ、そうやって鬼を殺すのでしょうか。鬼に期待させ、ワクワクさせ、絶望に落とすのはなぜなのでしょう。

これについてはヒントもありませんが、あまりにも上手く行くので、初犯で無いことは確実。何度かこうした殺戮を繰り返しているでしょう。

察するに、タチの悪い知能愉快犯ではないでしょうか。

そういうアメリカドラマがありましたね。デクスターだっけな。

沖縄ではヤギを高級料理として扱っており、滋養強壮にいいそうです。

ヤギの存在はこのように特別であり、神秘的なイメージがガラガラドンを怖い話にしているのです。

つまり、今日は映画日和だということです。TSUTAYAいこうかな。