正月頃に書いた過去の記事

佐藤の切り餅のCMが凄まじいです。

父、娘、弟の家族3名が庭に出て、七輪で餅を焼きながら、


さとおーのきりもちー
もちもち もーち もち
もちもち もーち もち

という歌詞の音楽に合わせて、謎のダンスを踊るCMです。

ヘビーローテーションで流れているので見た人も多いのでは。
まだという方はゼヒ動画サイトで検索を。

何が凄いって、普通、広告を打つ時は、その商品が他社とどう異なるのか示し、商品を使うとこうなりますよ!というイメージを見せるのが王道です。

つまり、なぜその商品を買わなければならないかを表現するのです。

しかし佐藤の切り餅はセオリーを全く無視しています。消臭力のCMくらい無視してます。

まず餅は古来より伝わる日本の伝統料理なので、説明が不要。お正月のタイミングなので、なぜ買わなければならないかの説明も不要です。

そしておそらく、他社との差別化もほとんど出来ないくらい完成された商品なのだと思います。

そういえば越後製菓のCMはまだみてないなぁ。

佐藤の切り餅がとった手段は、何が何だかよく分からんが脳裏に焼き付けるというもの。

謎のダンスは余興で使えそうなコミカルさと難易度。
耳に心地よい音楽は、子供たちが口ずさんで親を微笑ませるでしょう。

CMをヘビーローテーションすることにより、脳内でもヘビーローテーションしてしまうので、今年はどこの餅を買うかなと考える時に、佐藤の切り餅しか思いつきません。

この大胆さというか、コミカルさと不思議さの完成度が凄いのです。

これはなかなかのCMなのではないでしょうか。

しかし気になるのは、なぜ母親がいないのか、ということです。

庭付きの日本家屋が舞台なので、都心ではなく地方でしょう。
画面の隅にホースが見えます。庭はそこそこの大きさと判断していいでしょう。

家屋の築年数は50年はくだらない見た目で、50代と思われる父が幼少よりそこで育った事が伺えます。

盆栽はあるが花はなく、背広っぽいのもが一瞬写りますが女性ものの服は写りません。

バケツやホウキや小物は整然と並べられており、日常からキチンとした家族で有る事が伺えますが、逆に考えると誰もダラダラしておらず自立が伺えます。

以上の事から推測するに、この家族には母親がいないのです。

父の禿げ上がり方を見るに、苦労されたと思われるので、死別でしょう。

いい家ですが、男手一つで二人の子供を育てるのは大変。金銭的にも時間の余裕的にも、贅沢もほとんどしてこなかったのだと思います。

なので、年に一度の餅イベントは、狂乱するほどに嬉しくあのダンスと発展したと考えるとツジツマがあいます。

家族3名が餅にありつけて本当に良かった。

何とも哀愁のあるCMですね。