キーボードの配列についてこんな話をきいた。
「ベロニカは死ぬ事にした」という小説に書かれている話だ。
昔、機械式タイプライターを使っていた頃の配列はいまと同じではなかった。
もっと、打ちやすい形になっていたらしい。
誰もが覚えやすく、高速タイピングを実現したのだ。
ところがタイプライターというのは、あまりにも早くタイプすると、印字版がぶつかって壊れていしまう。
だから、早くタイピングしない配列を編み出した。
そによって、人々は速すぎない適正なスピードでタイプするようになり、タイプライターは見放される事なく進化し、今のPCのキーボードとなった。。。
これは、とある一説なので本当かどうかはさだかではない。
しかし、このことは何を意味するのだろうか。
今のキーボードの配列は、覚えた人にとっては最高のカタチだ。
高速にタイプする人も多い。
実に計算された配列だと思う人もいるかしれない。
しかし、もし本当に使いにくい配列だとしたら、僕達は慣れる事で問題を乗り越える事ができるとはいえまいか。
「打ちにくい配列です。どうぞ」
といわれた人は、
「えぇー」
と思ったに違いない。
でも、なんとか慣れる事ができたに違いない。
そう考えると、悪い状況も受け入れてしまえば最高のパフォーマンスを生み出す事がでるともいえる。
「自分はこういう性格だから」
とつい思ってしまうのだけど、それだとキーボードは一生打てないので、
「まぁ、しょうがないか」
という気持ちが思ったより重要なのかもしれない。
もう一つ面白いのは、キーボードがタイプライターからPCまで進化したということだ。
打ちにくいキーボードという最悪の状況そのものが、ベストな結果を出すという事もある。
「最悪」という考え方は、一人のヒトの考え方だったかもしれないが、多くの人が受け入れて、
「いいかもしれない」
と思ったら、それは最悪ではなくなるのだ。
あー、いいこといった。
安岡孝一
on 12月 16th, 2009
@ 11:32 AM:
私もこの「ベロニカは死ぬことにした」を読んだのですが、スロベニアのキー配列はQWERTYではなくQWERTZなので、どうも話が合わない気がするのです。この点に関して、http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/406296 にちょっとしたネタを書きましたので、よければごらん下さい。
simazake
on 12月 16th, 2009
@ 5:33 PM:
> 安岡さん
コメントありがとうございます!
すごく詳しく書かれていて勉強になりました。
まゆつばな話ではあったんですが、やはりそうなんですねぇ。