口コミ効果を考えるビジネスのアイディア
Q:podというサイトでiTuneカードを格安で購入したら、届くのが非常に遅く、一時はサギにあったのかもと思った。
心配はしていたが一応無事に届き、その後もグルーポンというアメリカの大手クーポンサイトに買収されたので、サギではないなと一安心。
最近、クーポンサイトが乱立していて定価でモノを買うのが、ばからしいくらいだ。
広告料金分をクーポンにする事で、格安を実現しており、原価にはキズつかない仕組み。
時間制限、個数制限でコストも調整できる。
あたらしい、広告のカタチといったところか。
これがどんどん進んでいって誰もがクーポンを使って買い物をしたら、どうなるんだろう。
たとえば僕がレストランを経営していて、半額クーポンを配ったとする。
1000円の食事が500円みたいな。
クーポンを全部配布できたら、
「お客さんがどっと来て、いい宣伝になった。一応利益も出たし、よかった、よかった。」
ってなるだろう。
ところが、クーポンを配っていないときには客が来ない。
「あんなに『美味しい、美味しい』と喜んで食事してくれていたのにどうしたんだろう?」
と思って、向かいのレストランを見てみると、半額クーポンを握り締めた客の行列が・・・
「あそこの波が終わるまで待つか・・・」
としばらく様子を見るも、客が来ない。
なんと、次は通り向こうのレストランに行列。みんなクーポンを握り締めている。
仕方が無いので、もう一度半額クーポンを配ってみる。
少しだけ客が戻る。
しかし前ほどではない。
調べてみると、向かいの店では75%offをやっている。
「うーん、原価ぎりぎりだけど宣伝と考えよう!」
80%offをやってまた行列を取り戻す。
しかし、それはクーポンがある間だけで、無いとぜんぜんこない・・・
クーポンを出し続けるために、原価を下げなければならず、質が落ち、いつしかクーポンを出しても人がこない店に・・・
なんて事にはならないか。
こうならない為には、クーポンを出さない旨い店になるしかないような気がする。
金額ではなく味で客を呼び、客が客を呼ぶというような感じにするべきだ。
というわけで、クーポンの仕組みと同じだが、価格ではなく質で客を呼ぶ仕組みを考えてみた。
質を伝えるには、口コミがベスト。
旅行に行く前は、行ったことのある人に評判のお店を聞きたい。
そこで、質を伝える人にステータスを付与するのは、どうかと考えた。
質を伝える人をスピーカーと呼び、伝えられた人をリスナーと呼ぶ。
スピーカーは、美味しいお店を見つけたらリスナーに伝える。
リスナーもまた、美味しいお店を知りたくなったらスピーカーに尋ねる。
リスナーは、実際にそのお店に行き、本当に美味しければスピーカーに投票する。
こうしてスピーカーは、影響力を持つ。
お店側は、影響力のあるスピーカーをお店に招待して、口コミ効果を狙う事ができるというわけ。
リスナーはスピーカにもなるし、スピーカーもリスナーである。
どうだろう。こういう仕組みはシンプルなほど強力だと思うのだけど、いくつか問題がありそうだ。
1.スピーカーから聞いた情報はリスナーに再利用され、スピーカーの得点は1回だけになってしまう。
2.スピーカーが影響力を持ちすぎて、情報操作できるようになる。
3.知人とのセンスの違いにより、本当にお勧めでも悪い評価を受ける事がある。
4.どのスピーカーから紹介された店なのかをどうやって判断するか。
5.店に行かなくても投票できれば、情報を操作されてしまう。
まずは、こんなところか。
1の「スピーカーから聞いた情報はリスナーに再利用され、スピーカーの得点は1回だけになってしまう」は、そもそも問題だろうか。
リスナーBはスピーカーAから美味しいお店の情報を聞き、とても美味しかったので、自身がスピーカーBとなってリスナーCに同じお店を教えたとする。
この時、リスナーBの票はスピーカーAに投じられ、スピーカーAはプラスになる。
リスナーCが美味しいと言ってくれれば、スピーカーとしてのBにも票が入りプラス。
Bは、Aの情報が有意義だと思うようになり、Aの情報をマークする。
Aは、ポイントでも実際でも影響力を持つようになる。
これは、問題ではないような気がする。
2.の「スピーカーが影響力を持ちすぎて、情報操作できるようになる。」は、どういう事だろう。
高レベルのスピーカーが美味しいと言った店が必ず美味しいわけではないと思うが、マズイと言ったら大変だ。
そこで、質がいい場合だけ口コミできるようにするのはどうか。ここでは、「美味しい」だけを伝える事ができ、マズイは票にならないようにするのだ。
スピーカーのポイントもマイナスにはならないようにする。
最低ポイントは0だ。
レベルの高いスピーカーへの影響は、お店側にあるかもしれない。
お店はスピーカーのレベルが高いと、良く見せようとし、特別な素材を使うかもしれない。
しかし、これもまた悪い事なのだろうか。
普段の料理に差をつけると問題があるが、
「ハイスピーカー様、ようこそいらっしゃいました。今日は特別メニューでお楽しみください」
とすれば、スピーカーの普段の努力の賜物であって、お互いにwin-winになると思う。
しかし、スピーカーのポイントが永久不滅だと、なんかイヤなので3ヶ月ポイントが付かなければ半分になるというペナルティを設ける。
3の「知人とのセンスの違いにより、本当にお勧めでも悪い評価を受ける事がある」は、
ポイントを入れるか入れないかだけの投票制とし、スピーカーにマイナス評価が付かなければそれほど争いがない気がする。
4の「どのスピーカーから紹介された店なのかをどうやって判断するか」は、システムの問題だ。
お金とか労力とかを無視して考えるならば、GPSを使った位置情報システムが使えそうだ。
スピーカーは自分の紹介の店をURLやQRコードで情報にし、リスナーのケータイに渡す。
リスナーがお店に行き、ケータイでURLにアクセスしてチェックインすると、お店に来た事がデータとして登録される。
他の場所の場合、GPSとの違いからチェックインできないようにする。
実際に美味しかったら、「投票!」のリンクをクリックして、再度データを転送。
スピーカーのデータにポイントが付与される。
お店側の負担は何も無い。
5の「店に行かなくても投票できれば、情報を操作されてしまう。」も同じように解決できる。
このアイディアは、お店側には何のコストもかからない事がポイント。
iPhoneアプリのフォースクエアは、縄張りアプリのようなもので、このアイディアの元にもなった。
だから、実現は出来そうなんだけど、金と力が足りない。
10分しか考えてないから、他にもリスクはありそうだしなぁ。













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